幼児教育の成果を小学校以降の生活や教育・学習につなげていく

幼児教育の成果を小学校以降の生活や教育・学習につなげていく

文部科学省の新学習指導要領及び解説等における幼小接続について「教育課程の基本的な枠組み」として、以下のような記述があります。

発達の段階に応じた学校段階間の円滑な接続

「まず、幼児教育と小学校教育の接続については、幼児教育では、規範意識の確立などに向けた集団とのかかわりに関する内容や小学校低学年の各教科等の学習や生活の基盤となるような体験の充実が必要である。他方、小学校低学年では、幼児教育の成果を踏まえ、体験を重視しつつ、小学校生活への適応、基本的な生活習慣等の確立、教科等の学習への円滑な移行などが重要であり、いわゆる小1プロブレムが指摘される中、各教科等の内容や指導における配慮のみならず、生活面での指導や家庭との十分な連携・協力が必要である。」
と、記述されています。
小学校では、幼児教育との円滑な係わりや繋がりを大切にして、総合的に学ぶ幼児教育の成果を小学校教育に生かすことで、小学校での環境に適応させ、小1プロブレムなどの問題を解決し、小学校の学習により良く適応することを進めることになると期待されています。 

「小1プロブレム」とは、小学校に入った子供たちが、座っていられない・集団行動がとれないといった状態が問題化していることです。
生活の中心が「遊び」から「学習=学び」に変わるギャップの大きさが一つの要因とされ、10年以上前から問題化しています。この状態により、学級崩壊となり、集団教育の機能を果たせなくなるのです。

つまり、小学校に入学してからスムーズに子どもが伸びるか伸びないかは、幼児期の教育が必要不可欠であるということです。
幼児期に、幼児の発達過程に応じた幼児教育を「適切な時期」に・「適切な刺激」を・「適切な方法」で働きかけられていた子どもは、“ 伸びしろ ”が大きいのです。ぐんぐん伸びることが出来るわけです。

この幼児期の教育は、小学校以降の教育と比較して「見えない教育」と私達は読んでいます。
つまり氷山として見える部分には、その根底に目に見えない確かな“ 土台 ”となるモノがあるのです。その確かな土台が幼児期の幼児教育です。
だからこそ、幼児教育において、幼児の持つ様々な可能性の芽を伸ばす努力が必要なのです。

これからの子どもの成長を考えたとき、幼児教育のためには何が重要なのか?を正しく理解し、「伸びしろの大きな子ども」を育てるべく、幼児期の子どもの教育環境を作ってあげることが必要なのです。

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