5才 1月の過ごし方
新年、明けましておめでとうございます。
新しい年を迎えると、身も心も引き締まり、よ~し!今年も頑張るぞ!という気持ちになります。
新年にあたって、一年の目標はたてましたか?「一年の計は元日にあり」といいます。
「まいと」でも、始めの授業では一年の目標を親子でたてます。
是非ご家庭でも一年の目標をたててみましょう。
今月は、絵画について、少しお話をさせて頂きます。
お子さんは「絵」を描くことが好きですか?
自由画はどの様な絵を描きますか?
使う色はどうですか?
人物画はどうですか?
色を塗るのは好きですか?
子ども達を見ていると、4才くらいから絵を描くことを好むお子さんと好まなくなるお子さんに分かれていくようです。それはどうしてでしょう?
子どもの描く絵を評価するのは、大人です。大人の感性で絵を見て、その絵が上手か否かを判断してしまいます。
その評価対象は? 上手く描けている・色をたくさん使っている・技術がある(動きのある絵が描ける)・大きくダイナミックに描けている・・・色々とあるとは思うのです。
4才くらいになると、自分の描いた絵と友だちの描いた絵を、見比べることをしだします。
見比べた絵を見ながら、大人がそれぞれの絵を評価する事をします。
友だちの絵よりも、良い評価をされなかった子どもは次第に絵を描かなくなっていきます。
子どもにとっての表現力の一つである絵画も是非好きになって欲しいもの!
そこで、ご家庭でもできる自信を持って絵を描く為の絵画指導をご紹介。
1:クレヨン・クーピー・絵の具など文具には特徴があり、その特徴を活かす事が出来ると良い。
クレヨンは、描いている途中に描き損じても上から重ね塗りが出来る。
クーピーは、クレヨンに比べ繊細な部分を描くことが出来るが重ね塗りが出来ない。
絵の具は大きくダイナミックに描くという経験ができる・・・など。
それぞれの文具により筆圧も異なるので、経験をさせてあげたいものです。
2:自画像を描きましょう。
顔は子どもが一番はじめに描こうとする絵です。それは、○が描けるようになる2~3才の頃です。
4才では顔の部位を意識させます。そして、5才以降は身体の部位に着目をさせていくことです。
よく、「絵は教えずにその子の表現を大切にした方が良い」「いや、教えないと描けないのである程度は教える必要がある!」等々と、色々と意見が分かれます。
ですが、やはりある程度の描く技術を教えなければ、その子の個性や表現力は生まれないと考えています。
身体には関節があり、走っているときの絵はどの様に描いたらよいのか? 後ろ向きを描きたいときは? 横向きは? 座っているときは? 椅子に座っているときは? 何の知識もなくこの様子を絵で表せる子はいないでしょう。
大人が描いている横で見て覚える・あるいは教えて貰わなければ学習は出来ないはずです。
ですから、一緒に描いて真似っこをさせてあげましょう。
3:様々な絵を経験させてあげましょう。
イメージ画(形や線を利用して絵にする)、お話の絵(好きなお話の一こまを絵にする・お話の続きを絵にする等)、観察画(見た物を絵で描く・・・果物・野菜・三輪車など)
4:様々な材料を使ってみよう。モール・スタンプ・折り紙など・・・。
5:お子さんの絵の中で、ご両親が気に入ったところを、まず誉めてあげましょう!
以上、簡単なワンポイントです、是非ご家庭でも試みてみましょう。