6才 10月の過ごし方
10月です。
「まいと」では、鉄棒の逆上がりの練習に子ども達は夢中です。
出来る友だちを見て、自分も出来るようになりたいと、手に豆を作っても頑張って挑戦している姿が見られます。
最後まで諦めない根気強さが、これからの人生の中でとても大切な財産になっていきます。
体の軽い3歳~4歳くらいの方が、鉄棒のぶら下がりも1分は楽々出来るようですが、年長になると体も大きく重くなるので、1分はなかなかきついようです。みんな歯を食いしばって1分間ぶら下がれるように練習をしています。
子どもは、1つ出来ることが増えると、自信に繋がり、他の物事に対しても相乗効果を生みます。
何でも良いので、子どもが出来ることを1つでも見つけて認めてあげましょう。それが次への大きなステップに繋がります。是非、自信をたくさん作っていってあげましょう。
授業の中では、牛乳パックやダンボールをたくさん使い、動物などを造ります。
動物の足はどうやって作ろう? 体はダンボールで作ろう!頭は牛乳パックで!など、集団の中で、自分の意見を言ったり、友だちの意見を聞いたり、相談をしたりなどが、とても上手になったと関心をします。
乗れる物を作りたい! ダンボールの中に、牛乳パックを入れたらつぶれないかな・・・? 良いアイディアがたくさん生まれてきます。
そして、ガムテープやクラフトテープを使い、牛乳パック同士を付けていくのですが、ガムテープがなかなか手でちぎれずに苦労をしている子もいます。
そして見事に、子ども一人くらいなら背中に乗る事の出来るキリンが完成しました。本当に嬉しそうでした。
一人で作る事、集団で作る事など、両方を経験していけると良いです。
特に集団は、参加意識が大切ですし、協力するという方法や役割分担ができるという方法を、活動を通して学んでいけます。
幼稚園でもたくさんの活動をすると思いますが、自然に身につくまで待つには、なかなか困難です。
相談する機会を多く経験をさせてあげられる事が必要になります。
ご家庭では、お子さんと相談をして行く場所を決めたり、買い物の種類を決めたりなど、色々と体験させてください。
お子さんの意見を聞いて決める、お母様が意見を言って決める、多数決で決める等、色々と日常で経験させてあげましょう。
そろそろ、神奈川地区・東京都では、子ども達の小学校受験・幼稚園受験の事前面接がスタートします。
ご両親も夏過ぎ頃から、願書の下書きや清書を頑張られていました。
両親面接では、志望理由やお子さんの普段の様子や係わり方が質問されます。ご両親はドキドキの様ですが、是非思いを学校に伝えてきて欲しいと思います。
幼稚園や小学校は、お子さんのこれからの集団生活の環境選びです。我が子にどの環境が合っているのか、またご両親がどの様な環境を臨んでいるかで選択肢が分かれることでしょう。
但し、受験の場合は、合否が必ず発生します。
小学校や幼稚園は、どこも募集人数が少なく、難関です。
合格の場合は問題ないのですが、不合格となった場合、ほとんどといって良いほど、ご両親・・・特にお母様が立ち直るまで時間がかかります。我が子を否定されたような気持ちになり、今まで我が子にさせていたことが無駄に思えてしまったり・・・後悔をしてしまったりというケースが多いからです。
決して、後悔などしないでください。
その子の才能のツボミを育ててきたのです。今までしてきたことが無駄なわけでも、その子の人生がこの受験の合否で決定されるわけでもありません。
受験は水ものです。その日の子どものコンディションによっても変わってきます。まさしく運です。
ご両親には、是非受験を前向きに捉え、一つの通過点としての選択なのだと言うことを忘れないでいて欲しいと思います。