数量の刺激について(2才)|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

数量の刺激について(2才)

数量の刺激について(2才)

2歳の数量の刺激の仕方はどうすればいいの?
(2歳1ヶ月)

回答

回答します
この時期は量を感覚的に捉えて「多い」「少ない」を感じることがポイントです。量の違う物を感覚で捉え、比較し理解することを経験していきましょう。この時期は、「いっぱい」が理解できても「多い」が理解できない場合が多いですから、心配なさらずに。
幼児にとっての「いっぱい」は行動と密接に繋がってる動作に対しての表現であり、「多い」は何かの基準があっての比較の表現です。
「いっぱい」が理解できたら、「多い」の表現も必ず取り入れて下さい。3歳では「いっぱい」=「多い」が一致し、客観的に物を見ることができます。「いっぱい」は自分の欲望の尺度との比較と考えてください。
大人でも「多少」の感覚は様々なはずです。10万円を多いと感じる人と少ないと感じる人がいるように、子供にとってもそれぞれの尺度は違います。我が子にとってどれぐらい「いっぱい」なのかご存知ですか?是非知っておきましょう。2歳のクラスで、「苺をいっぱい買ってきてね」と伝えると、籠に溢れる位買ってくる子もいれば、3個だけ入れてくる子もいます。その子その子で「いっぱい」の感覚が違うのは、不思議ですね。
2歳は両手で持てない数が「いっぱい」の尺度だったりもするものです。また、ご家庭での生活体験で左右されたりもするんですヨ。

自分の意思表示を言語で明確に表現できない時期ですから、我が子を良く知ることは大切です。今よりもっと親子関係が良くなります。 この時期は、利き手が無意識に出ることが多いので、お子さんの手が出やすい方に、多い数のお皿がくるように、具体物を置いてあげましょう。また、2歳児は、月齢で言葉の獲得の時期が違います。「こっち」と言えなくても見比べて指でさすことが出来れば大丈夫です。ここでのポイントは、まず「両方をしっかり見て比べる事ができるか」という点です。
我が子が、見比べる事ができているようであれば、利き手の反対側に多い数のお皿を置いてみても良いでしょう。
『いっぱい欲しいね、いっぱいはどっちかな?』そして、選ばなかった方をお母さんが『こっちはちょっとね、少ないね』と、反対の意味の言葉を添えてあげましょう。おやつなどを使用し、工夫をしてみてください。
  また、お皿の中にシールを貼ることも学習に繋がります。お子さんはシールが好きですか? 『よーい、スタート』でお皿に、「シール貼り競争」をお母さんとすることも楽しい活動です。『お母さんとお子さんのお皿は、どちらがたくさんシールを貼れているかな?』などの言葉で楽しんでみましょう。 ここで、シール教材の良さと競争の大切さをご紹介しておきましょう。 始めにシールについてですが、この時期はシールのベタベタの感覚がとても指先を刺激します。指先は脳への刺激と密接な関係があります。この時期、「指先を使う=脳の発達」といっても過言ではありません。
指先は「出ている脳」といわれるほど大切な役割をします。是非、シールを持ったときのベタベタ感をたくさん味合わせてあげましょう。また、折り紙も有効です。更にシールを貼るときの指先の使い方も大切な巧緻性の一つです。
シールの大きさによって難易度が異なりますので、初めは大人の親指の爪くらいの大きさが良いでしょう。小さすぎても、大きすぎてもこの年齢では難しいものです。 次に、競争は大切な瞬間的瞬発力や意識を育てていきます。
兄弟がいるお子さんは、兄弟関係の中で様々な機会を通して体験していきますが、一人っ子の場合は、なかなかチャンスがないものです。ですから、お母さんやお父さんと競争する機会をたくさん作ってあげましょう。

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