ダイオキシン(dioxin)|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

ダイオキシン(dioxin)

簡単に言うと…

ベトナム戦争で使用した枯葉剤やカネミ油症事件のPCBなど、毒性のある化学物質の総称。

詳しく言うと…

ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシンやポリ塩化ジベンゾフラン、コプラナーPCB等の、数種類の化学物質の総称であり、一般的には急性・慢性毒性が強いことや発ガン作用があることで知られているが、最近では動物に対する環境ホルモンとして、また特に人の胎児に対して影響を与える環境ホルモンとして問題視されている。
これらは農薬はもとより、産業廃棄物の焼却や一般のゴミ焼却から建築廃材の不法野焼き・化学工場からの廃液・自動車の排気ガス等から、大気や土壌〜河川〜海へと至るので、魚介類や肉類・野菜・乳製品・加工食品と、実に様々なものに含まれているが、許容範囲なら問題はない。

「まいと」から一言

ダイオキシンは、人の甲状腺に影響を与え甲状腺ホルモンの低下を誘発させます。特に胎児の場合、甲状腺ホルモンの欠乏は脳の発達や中枢神経の形成に障害を与えるなど問題視されています。
学習能力との関係からみると、妊娠中のラットにダイオキシンを与えた実験では、その子供のラットは、一般のラットに比べて目的地への到達時間が長いなどの明らかな学習能力の低下がみられました。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。
  • 「Why men don't listen & women can't read maps(邦題:話しを聞かない男、地図が読めない女)」/アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ(藤井留美 訳)/主婦の友社
  • 「子どもの脳が危ない」/福島 章/PHP新書
  • 「ホルモンのしくみ」/大石 正道/日本実業出版社
  • 「すぐキレる脳、ムカつく心」/高田 明和/光文社

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