有害物質(環境ホルモン)に対する臨界期|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

有害物質(環境ホルモン)に対する臨界期

簡単に言うと…

人の胎児期において、この1回限りの発達過程に環境ホルモン等の有害物質により悪影響を受けると、リカバリーできない。

詳しく言うと…

人は、胎内で人類が進化してきた過程を歩む。1つの受精卵の細胞から分裂がはじまり、ゾウリムシ・魚系の胎芽期から、両生類・爬虫類系の形態を経て、哺乳類・人間としての胎児として形態が完成し、出産を迎える。
その成長の1つ1つは、人間の生命体としてあらかじめプログラムされており、1回限りの現象である。
その過程の中でもとくに、ある特定の有害物質やストレス等の影響を受ける時期があり、これが臨界期となる。

「まいと」から一言

例えば、同じ有害物質の影響でも妊娠1〜3週位ならば流産となってしまい、4〜8週位まで成長したあとでは、手足の元を作る重要な期間に影響を受けてしまうので将来手足の奇形を持つ子となります。しかし、妊娠後期ともなればそれほど影響は受けません。
サリドマイド児は、とくに上肢が形成されないアザラシ状奇形として社会的に問題となりましたが、これは、妊娠初期にサリドマイドという睡眠薬を服用したことが原因としてあげられます。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。
  • 「Why men don't listen & women can't read maps(邦題:話しを聞かない男、地図が読めない女)」/アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ(藤井留美 訳)/主婦の友社
  • 「子どもの脳が危ない」/福島 章/PHP新書
  • 「ホルモンのしくみ」/大石 正道/日本実業出版社
  • 「すぐキレる脳、ムカつく心」/高田 明和/光文社

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