ダメダメ教育|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

ダメダメ教育

簡単に言うと…

つい出てしまう「だめ駄目」と言う否定語。

詳しく言うと…

誉める行為は、脳を豊かに発達させるが、「ダメダメ」「バカ」「情けない子・しょうもない子」などの言葉は、幼児期においては大変よろしくない。 また、感情的になって怒ったり叱ったりするのも同様で、ともに脳の発達にはマイナスとなる。

「まいと」な一例

あれをしちゃ駄目!これをしたら駄目!という、行動に対しての「ダメ・ダメ」と、他の人と比べられての「ダメ・ダメ」と、2通りの「ダメダメ」があります。
前者は、我が子の行動に対して制限をするものであり、この「ダメダメ」を続けていると、子どもの積極性はなくなり、親の顔をうかがう行動をするようになります。また、親の目の届かないところで、自分の興味や関心を行動で表現するようになる子どももいます。
人は、経験をして、失敗をしたり、少し痛い思いはするけれど、そのことによって人の痛みや思いやりを知る経験が増えていきます。年齢が増してからの経験は、立ち直ることが難しいので、幼児期にある程度の生活体験はさせてあげましょう。

後者の方は、兄弟関係の中での比較による「ダメダメ」や、他の同じくらいの年齢のお子さんとの比較により、思わず親が口にしてしまう行為です。
大人でも比較されることは大嫌いのはずです。なのに、なぜか我が子に出来るようになって欲しいという願いから、よかれと思い、つい比較の言葉を使ってしまうものです。我が子は、両親のこの言葉を聞き、奮起して頑張れるでしょうか?
実は、奮起どころか、そんな言葉を口にするご両親のことを不快に感じ、信頼できなくなってきます。一番身近にいて、一番見方になって欲しい大好きな両親から言われるのですから、心の傷は大きいと思って下さい。その子が、大人になっても消えないトラウマにもなりかねません。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。

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