脳幹で生産されたドーパミン/A10神経|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

脳幹で生産されたドーパミン/A10神経

簡単に言うと…

脳幹は、生命を維持する脳として機能しており、ネズミやイヌや猿など、動物としての種は異なっていてもよく似ている。

詳しく言うと…

脳幹には、ドーパミンを生産する神経細胞(ドーパミン・ニューロン)がある部位(神経核)があり、ここをA10神経と言う。
A10神経からドーパミン・ニューロンの軸策が伸びて、大脳皮質に至りドーパミンを分泌する。

A10神経は、脳幹から視床下部をかすめて、扁桃核を通り、海馬に至るが、多くの動物ではこの大脳辺縁系で終了する。しかし、人の場合はさらに大脳新皮質の広範囲の部分に及ぶことになる。
(第2回の「シナプス」、第3回の「ニューロン」も参照)

「まいと」から一言

人は、ドーパミン(脳内ホルモン)が大脳新皮質の、その中でも前頭連合野に豊富に分泌されることが、豊かな脳に育つ秘訣です。

参考文献

  • 「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
  • 「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
  • 「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
  • 「脳の健康」/生田 哲/講談社
  • Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。

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