数量の刺激について(4才)|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

数量の刺激について(4才)

数量の刺激について(4才)

4歳の数量の刺激の仕方を教えて下さい。
(4歳1ヶ月)

回答

回答します
具体的な操作で、多少の数の違いの問題を作る時は、左右の数の違いを始めは「2個違い」で設定してみましょう。多少の違いを早く見つけられるようになったら、「1個違い」にも挑戦させてあげましょう。 多い、少ないが判断できたら、次に順番にお皿を並べましょう。そして「2番目や3番目」の順序性を意識させていきます。この時に、『右から順番に並べてみよう。』などの言葉を使う事で、左右の認識もできます。
順序性が理解できたら、お皿の中身が幾つ多いのか、幾つ少ないのかのクイズをしてみましょう。 また、どのお皿も同じ数にするために、「お買い物ごっご」などで個数を増やしたり、減らしたりしていきます。その時に、『同じ数だね・○個増えたね・○個減ったね。』等の、比較の具体的な言葉で数の変化を表現してあげます。

4歳は、プリントでの刺激として、多い方や少ない方に丸の印がつけられたら、確認で数えることを覚えていきましょう。必ず、「1つずつ指で押さえながら、言葉と指の個数が一致」するように唱えましょう。また、順序性や数の差も意識させていきましょう。 水の水位の高さを見比べる時には、やはり『多いのはどっちかな?』『少ない方は?』『ちょっとしか入っていない方は?』などの言葉で話してあげましょう。

量の多少では、入れ物の大きさや太さを変え、嵩(かさ)を同じにして、量の違いを意識させて「2つの視点から見比べる方法」を身に付けていきます。この時、使用する入れ物は、透明であることが大切です。外から水位を見ることができなければ、比較ができません。

例・・・幅の広い入れ物と細い入れ物(コップの高さは違っても良い)に、お水を同じ高さまで入れて見せ、その後で別の入れ物(同じ大きさ・広さのコップ)を2個用意しておき、その入れ物に片方ずつお水を移して見せて、コップの幅の広さで、入る量の違いを理解させます。

また、その逆の方法で水位の違いも実験してみましょう。 お風呂の湯船に入ったときのお湯の水位、お湯からあがったときの水位に興味を持たせていきましょう。お父さんやお母さんが入った時と、お子さんが入った時の水位の違いは生活に身近な事で、水位と体積の関係を感覚的に知る、とても良い体験学習となります。

水道のお水をお風呂に入れる様子から、段々増える様子や段々減っていく様子に気付かせていくことも良いことです。幼児は「だんだん」という感覚は捉えにくいものです。飲み物の量、飴が1つずつ増える、「夕暮れの変化」など、目で捉えさせる工夫をしていきましょう。

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