叱り方について|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

叱り方について

叱り方について

しつけを意識すると、つい叱ってばかりの自分に気が付きます。
どの様な叱り方が効果的なのかを教えてください。
(2歳8ヶ月)

回答

回答します
叱るという行為には、我が子を諭す、解りやすいように説明してあげるという行為が大切です。親の都合で叱ってはいないか?感情的になってはいないか?を冷静に考える事が必要です。

親の都合での叱り方は、「今日は駄目、明日ならいいわよ」これでは、しつけに一貫性が無くなります。感情的な叱り方は、子どもにとって情緒不安定に繋がります。

重要なのは、教える事なのか、それとも叱るべきことなのかを冷静に判断することです。そして、子どもは、一人の人格を持った存在であることを認識し、自分の言葉が、我が子にどのように作用するのかを予め考えられることです。

  • 怒る事と叱る事は違う・・・
  • 怒るという行為は、ヒステリックに子どもの行為のみを捉えてしまうことです。どうして叱るのかを考え、信念を持ってさとしてあげる事が大切です。
  • 問い詰めすぎない・・・
  • 問い詰め過ぎると、子どもは心を閉ざしてしまいます。幼児の場合、どうして叱られているのかを理解できない場合が殆どです。善悪の判断を子どもが理解出来るように、『これをしたら、お母さんは悲しい』など、気持ちから伝えてあげられる事が、1番理解し易いことです。
  • 他人と比較して叱らない・・・
  • 我が子の能力を無視した叱り方は、子どもの自尊心を傷つけます。親の焦りや勝手を子どもにぶつけてはいけません。むしろ、我が子の長所を見つけて誉めてあげる事が大切です。
  • 体罰をあたえない・・・
  • 体罰は、物事の本質を見失うばかりか、我が子にとって後々までの心の傷になってしまう場合が多いのです。体罰は、する側の感情が高ぶり、本当に話したい事や伝えたい事が十分に出来なくなります。教育的効果も全くありません。そればかりか、叱られて怖い思いをした事を思い出し、嘘をついたり、ごまかしたりなどの防衛本能が働くようになります。また、友達にも乱暴になったり、大人なって親になった時に、自分の子どもに体罰を与えてしまうケースが多々あるのです。親の顔色を常に伺うなど、悪影響ばかりです。
  • 命に関わること・・・
  • 命に関わる大事なときだけは、言葉で伝えて解らない時には、身体で覚えさせる事も必要です。この時だけは、叩いてでも、真剣に叱りましょう。
  • 叱った後の親の態度・・・
  • 寝顔にむかって、『ごめんね』と誤ったというお母さんの話をよく聞きます。お母さんも罪悪感です。感情的にならず、叱る前に「どうして叱らなくてはいけないのか」を考えられるお母さんになりましょう。

いたずらが盛んになる時期・・・どうでも良い事は、多めに見てください。いたずらは、知的学習なので、好奇心の芽を摘まないようにしましょう。 いじられて困る物は、手の届く範囲や目にする場所に置かない事です。家電製品に関しては、触るとどうなるのかの危険度を真剣に教えてあげる事です。お母さんの真剣さで、危ない物とそうでない物の区別が着き、いたずらをしなくなります。

洋服のボタンが出来ない、トイレに間に合わずに漏らした、靴が独りで履けない、上手に絵が描けない、などの習うことや教えて貰い上手になる事などの技術に関して、我が子を叱っているお母さんをよく見かけます。
このような事は、叱る事ではなく、教える事です。叱る内容を間違えないで下さい。 是非、「語りかけ、考えさせる」叱り方上手な親になりましょう。

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