離乳食のスタート|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

離乳食のスタート

離乳食のスタート

離乳食のスタートですが、 食事が楽しく出来る方法を教えてください。
(0歳6ヶ月)

回答

回答します
神経質に離乳食のルールを意識して、そのきまりを守ろうと一生懸命なお母さんが第1子目のお子さんをお持ちの方ほど多い様ですが、離乳食で大切な事は、お腹が空いたから、自分で食べたいという意志を育てられるか否かです。

おっぱいは、母親から与えられる物で、お腹がすいたというサインを出せば、吸う事で食の満足感を得られますが、食事は、自分の手で、道具を使い口に運ぶ作業が必要になります。子どもにとっては、厄介な道具です。

ですから、本当にお腹が空いた時期に、食事を用意し、お母さんが、大きな口を開けて食べるところを見せ、『モグモグ』と口を動かして、飲み込むところを実際に見せてあげられるとよいですね。そして、おいしそうな表情を子どもに見せてあげることです。少しずつ、道具を持つことを楽しませながら、一緒に食べる事を楽しみにさせてあげましょう。

ここで、注意して欲しいのは、食事の用意だけをし、お母さんが動き回っていることです。これでは、むら食いや食が細い、落ち着きの無い子になる原因にもなりかねません。

食事は楽しい!と思えるためには、食事に親子で集中することです。食事をする最中にお母さんが立ち上がらなくても良い様に、準備万端整えて、汚くしても、こぼしても叱らず、時間がかかっても、スプーンなどの道具を使って口に運べた時に、たくさん誉めてあげられるとよいですね。

食欲は、意欲の第一歩です。食欲と意欲は、脳の中で同じ場所から発生しますから、食欲と食事の時間を大切に、集中する事が、後の学習意欲に繋がります。

よく、『うちの子は食が細いから・・・』と、無理に口に運んであげているお母さんを見かけますが、食が細い原因としては、元来胃袋が小さい・消化器官の発達が遅れている・お腹が空いていない・食べる事を楽しいと思っていない・咀嚼してから飲み込むまでに時間がかかる・・・等です。

しかし、よだれが多ければ大丈夫です。よだれがあまり出ずに食が細いのであれば、「お腹が空いた」という気持ちを持たせるために、食事の回数を気にするのではなく、子どもは食べたい時に、必ず食べるという気持ちの余裕を持ち、「たべさせよう」という気持ちを持たないことです。また、お菓子だったら食べるからと、与えすぎたりすることも食の細い原因に繋がります。

食べる量は、子どもによって本当に個人差がありますから、どの位食べたら、我が子は満腹になるのかを忘れずに!

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