年中へのアプローチ|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」

年中へのアプローチ

年中へのアプローチ

5歳という年齢は、「心」「運動能力」「手の巧緻性」「言語能力」などの発達に伴い、親の助けがなくても、日常生活の中のほとんどのことが一人で出来るようになります。自立心が確立しそれに伴い、自発性・意欲・協調性・自己コントロール力・我慢する力・競争心・人に対する思いやり……など、“心が成長”していく大切な1年です。
友達との係わりの中から自分のプライドや競争心も発達し、頑張る・あきらめない・譲るなどの複雑な気持ちの変化も経験していきます。

5歳で大きく変化することのひとつに、「遊び」があります。
ルールを作って遊ぶことが楽しくなり、今までしていた遊びにも独自のルールや決め事を作っていきます。そこで、気になる問題が出てきます。
「みんなでルールを決めているのに一人だけ話の輪に入っていかない・入れない」「話が聞けない」「我慢がでない」「なんとなく集中できない」……など、親からだけでなく、一緒に遊んでいる子ども達からも指摘を受けることがあるのです。
5歳は、いろいろな「ルール」や「善悪の判断」が身に付き、自分なりの「正義感」が強くなってくる年齢なので、このような友達の問題行動を容認できず喧嘩が起こります。しかし、このようなことの繰り返しの中から、「協調性」や「応用力」「適応力」を培っていくのです。

運動能力の発達も更に目覚しく、集団の中での競争や、ルールのあるゲームなどを好み、話を聞いてから行動に移す動作が素早くなってきます。ダンスや競技などにも楽しく参加をしている姿が見られ、手足の動きもスムーズになってきています。さらに、器具を使っての運動も上達してきており、縄跳びの前回りや鉄棒での前回りなどを、出来るまで黙々と練習するようになるのもこの頃からです。
巧緻性では、子どもの成長の過程で手先が発達する時期に、手先を使って活動する事により、子どもの知能は高められます。手の機能を充分に使い成長した子どもは、様々な事柄に意欲的に挑戦しようとします。また、出来ないことが出来るようになるまでの根気強さも身に付いていきます。
その成長を意識しながら、「道具」を5歳児の年齢相応に上手く使いこなせるようにしていきます。また、使う物によって、何の道具を使ったらよいかなどの「判断力」を養っていきます。
知的好奇心では、先走ることなく数・比較・記憶・形・言語・・・と子どもの状態を見ながら楽しく体験学習をさせていきましょう。

ページトップ